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福山自動車時計博物館のボンネットバス

 最近のボンネットバスに関して、話題を多数提供しているのが広島県にある福山自動車時計博物館です。ここでは数多くのボンネットバスがレストアされ、それらの多くが各地の町おこしに活用されています。ここでは福山自動車時計博物館の所蔵車と譲渡されたボンネットバスたちをご紹介します。

しまなみ海道開通式のパレードでのひとコマ。
チチヤスヨーグルトの木炭車を含む、当時のオールスターキャストでしまなみ海道をパレードしました。
こちらは博物館のオープン当時から在籍する日産U690です。
右は木炭車に改造されているトヨタ、真ん中は中軽井沢にあった日産G590、左は三菱のT330改造バスです。
津久井グラージに譲渡されたいすゞBXD30(1965年式)。
当初は緑色でした。
その後津久井グラージで塗装変更され、元の塗装に近くなりました。
現存するボンネットバスの中では特に秀逸な塗りわけだと思います。
こちらも福山自動車博物館から譲渡されたバスです。
いすゞTSD43改 個人所有です。
珍しいいすゞBR351−川重のリアエンジンバスです。
この、まあるい後部とグリルがたまりません。
こちらは九州の八代でSLと共に大切にされていた元九州産交バス。BXD30型(1963年式)。
隣のシートのはSLが入っています。
博物館に譲渡された後はずっと九州産交に近い塗り分けとなっていました。
その後、塗装変更の上で宮城の”十符風の音”に譲渡されました。写真は宮城までの道中で越後湯沢に立ち寄った際のひとコマです。
これは静岡県の掛川市で撮影したいすゞのBX341(1959年式)。
元は同市のスクールバスだったようです。
その後このバスも同館できれいに修復され、しまなみ海道のパレードにも参加しました。
このバスも現在は三重県に譲渡されています。
元の塗装がよく残っていた江若交通です。部品取りのような状態で保管されていた頃の写真。(姫路にて)
これも福山にもらわれてきた後、そのままの江若色に仕上げられていました。こうしてみるときれいな塗り分けでした。
それが今は”森のくまさん”として大活躍。テレビにも頻繁に登場しています。いすゞBXD30型(1967年式)です。
こちらは元・伊豆の踊り子2号。同館に譲渡された後逆塗装とも言える青/クリームの塗り分けに。完成してみると結構似合っています。こちらもいすゞBXD30型(1966年式)です。
このバスも後年譲渡されています。
琴参バスの廃車体です。いすゞBX341型(1958年式)。
こんなにぼろぼろで直るのかと半信半疑でしたが・・・
素晴らしい職人さんの腕にかかれば、このとおり。
それが現在は鞆鉄道で大活躍しています。
こちらはJR呉線の忠海(ただのうみ)付近にあった廃車体。いすゞBX341型(1959年式)です。
こちらは、偶然運良く博物館に持ち込まれてきました。
後ろから見たところです。復元の様子が良くわかります。
このバスは日本に残るいすゞBXのなかでも一番原型を保ち、とても腕の良い職人さんの手でレストアされたため、私としても一番のお気に入りのバスです。
写真は福山からのお嫁入りの際のゴールである湯沢町役場到着時のひとコマです。
現在は越後湯沢の魚沼交通株式会社の所有となり、町おこしの目玉として活躍中です。
今度は日野BA14型のボンネットバスがレストアされました。
当初は元の所有者の塗装である”土佐電鉄色”でした。
シックな色合いで、土佐電鉄にあるTSDと兄弟であるかのような塗装でした。ただ、この時から既につま恋を意識しており、希望ナンバーはつま恋2006の開催日になっていました。
しかし、つま恋2006のイベントに使用されるためすぐに塗り替えられました。とても派手な色ですが、慣れてくると結構似合うように思えてくるから不思議です。
トミカでも同車を模したものが発売されましたが、模型にしてみると、この派手な塗装がいっそう似合うから不思議です。
こちらは中軽井沢にあった日産G590(1957年式)です。
フロント部分は消防車のものを流用しています。
こちらも完成後は元の所有者である千曲バス色になりました。日産の中ではこのバスが一番素晴らしい車だと思います。
こちらは珍しいトヨタBM改(1948年式)のキャブオーバーバスです。
いよいよナンバーが付きました。それにしても、こんなバスが走るなんて夢のようです。
現在、レストアに取りかかる前の日野ボンネットバスです。元羽後交通ですが日野+帝国ボディなので、弁慶号とは兄弟のようですね。仕上がりが楽しみです。
 しかし、同博物館のレストアはこれだけにとどまらず、これからもどんどん作業予定が入っているようです。

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