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松川温泉 2012 
2012.2.11.

 東北自動車道が無料ということで、松川温泉に・・・
 強行軍の旅行は、金曜日の17時に職場をスタート。途中で(温泉だけが目的の)家族を乗せて、いざ盛岡へ。高速道(東北自動車道)は土曜の午前0時以降にゲートを出れば無料なのです。さらに観光振興のため磐越自動車道も全線無料となっており、とても得した気分。車は85〜90km/hの時速で時間を調整しながら0:04に盛岡インターを通過、市内のビジネスホテルにチェックインして翌朝の撮影に備えたのでした。

 岩手県北のボンネットバスも今年で43歳。こんな長寿のワンオーナー、緑ナンバー路線バスはここと呉市のボンネットだけですね。
 2012年、新潟は豪雪でしたが、八幡平は異例の小雪で例年の半分ほどでした。ここでは最後の活躍を続ける県北のボンネットをご覧ください。
 新潟は何十年ぶりの豪雪でしたが、こちらは記録的な小雪・・・
 しかし、この日は八幡平も吹雪。撮影にはもってこいのコンディションでした。
 昼の便がヤマを上って来ました。
 スピードが遅いので、たくさんのカットが撮影できます。
 同じシーンなのに、一枚目とは全く感じが異なりますね。
 この日は結構な降雪量で、ナンバープレートにも雪が積もりました。
 途中のバス停で停車したのでもうワンシーン撮影することができました。
 と、突然地吹雪が・・・
 さらに、連休ということもあってかもう一カ所のバス停でも降車客がありました。こんな吹雪の中ではお客さんもたいへんですが、バス停にはワゴン車が迎えに来てくれていました。
 ここが終点の峡雲荘。連休で駐車場も手狭です。
 バスは休憩のため待機場所へ移動。吹雪だとフロントにもたくさんの雪が付いて迫力が出ますね。
 その30分後にはご覧のような晴れ間が・・・
 まるで別の日のようですが、先ほどの折り返し便です。
 冬型の天気は雲がすじ状になっており、約20分間隔で吹雪と晴れ間が繰り返されるのです。
 除雪技術が向上した現在、このように青空と圧雪の両立は難しくなっています。
 こんどは夕方便。
 またまた吹雪に戻りましたが、
 暗くなってきたので、写真も青っぽくなります。
 ここはS字カーブが魅力的な、定番の撮影地です。
 連休とあって、宿はどこも満室ですが、バスは立っている人がなく、意外と空いていました。
 でも、座席はほとんど埋まっていたようです。
 折り返しの最終便です。
 じつはこの運用はドライバーさんには人気があるそうです。
 というのも、朝は遅くて夕方は早く、さらに盛岡市内にも行かない仕事なので・・・
 きつい勤務の後のごほうび!?だとか
 ホントかなぁ? (笑)
 土曜の夕方に温泉から帰る人は、さすがにいません。
 バスを見送って、いよいよ温泉です!!
 峡雲荘の露天風呂。
 ほろほろ鳥鍋がおいしい峡雲荘のお料理も堪能し、明日の撮影に備えます。
 翌朝はかなりの積雪。

宿の人が言いました。
 「丸谷さん!今日は、良い天気ですね。」
 はい、そのとおり。
 私はこの天気を待っていたのです!!
 朝の一便は時間が早いので、宿の朝食を早めに済ませてとりあえずカメラだけを持って出かけます。
 この日は満足なシーンが撮影できました。 土日に合わせてこれだけ降ってくれると嬉しいですね。
 この便は折り返しまで一時間以上あるので、宿に戻ってもう一回温泉に入り、
 折り返し便の撮影です。
 地吹雪によって、迫力のあるシーンが・・・
 撮れました。
 日曜の朝とあって立ち席が出ています。時には続行便が出るのですが、この日はボンネットだけでした。
 イベント以外で立ち席が出るボンネットバスは珍しいですね。
 このバスは年式が古いため、保安基準が古く、テールランプが中央寄りになっています。テールランプには台座が無く、車体のカーブに沿って取り付けられています。

 そのため、テールランプは真後ろを向いておらず、後ろから見ると片方だけしかランプが点灯していないように見えます。
 バスは八幡平ロイヤルホテルで大型バスに仕事を譲り、3時間半の休憩となります。
 八幡平ロイヤルホテルでお客さんを降ろすと、
 ボンネットは東八幡平交通センターに回送。
 この回送便では、白樺とともに撮影することが可能です。
 以前はこの後に間合い運用で「八幡平ロッジ」までの一往復があったのですが、
 八幡平スキー場やロッジの閉鎖とともに廃止となりました。
 東八幡平交通センターで休憩です。

 西工のバスが勢力を拡大して、東北まで進出していましたが、その西工もいまやなくなっています。バスをめぐる環境は厳しいですね。
 天気が悪くて岩手山の頂上は見えませんが、
 平野に近いところではこの好天。
 松川温泉周辺とはずいぶん違うものです。
 今シーズンは毎日ボンネットで運行されていますので、温泉旅行を兼ねての旅行がおすすめです。

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