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松川温泉ボンネットバス 2013

 冬が寒ければ寒いほど温泉に行きたくなります。しかし、雪道を7時間も運転して松川温泉に行くのはとてもしんどいことで・・・。かといって新幹線を利用すると、格安の宿泊パックでも我が町からは4万2千円・・・
 いろいろ思案した結果、安く上げるため高速バスを乗り継いで出かけることにしました。 


 きっとたぶん雪は降らないだろうと安易に考えて出発した金曜日の夕方・・・、
 冬型が強まり磐越道は除雪も追いつかないほどの大雪に。
 当初の計画では会津若松から仙台行きの高速バスに乗る予定でしたが、いざ国道沿いのバス停にたどり着いてみると電光掲示板には『18:30発のみ運休』の文字が・・・。
 仕方なく、さらに車を進め二本松ICへ。途中吹雪による視界不良で高速道が通行止めとなるハプニングもあって、今回は最初からツイてません。
 20:22分、ようやく二本松ICバス停にたどり着いた私は無料の駐車場に車を停めて20:26発の郡山〜仙台線の高速バスに乗り込んだのでした。
 土曜の朝は仙台駅7:00発の盛岡行きに乗車。写真のように少し古めのセレガでした。
 大雪による遅れはさらに続き、八幡平行きの路線バスには乗り遅れそうに・・・
 盛岡駅では双方のバス停が駅をはさんで東西反対側にあるため走って県北バスの乗り場に向かいました。

 まずはこのバスで八幡平ハイツまで行きます。そこでは土日限定のバイキングを実施しており、これが絶品!というか、しゃぶしゃぶからちらし寿司、チョコフォンデュまでものすごい品数で1200円なのです。目的の一つ目はその豪華なバイキングでした。ここを訪問される際は、間違ってもカレーやスパゲティでお腹をふくらませてはいけません。じっくり選んでください!(笑)
 
 バイキングはたいへん人気があって会場はほぼ満席でしたが、何とか無事に食事を終えることができました。

 ここからまた次のバスを乗り継ぎ、松川温泉を目指します。今回は節約して、現地でもレンタカーがないため、路線バスの旅が続きます。

 13:35頃、やってきたバスは西工でした。
 八幡平ハイツから約5分の乗車でロイヤルホテルへ。ここでボンネットバスに乗り換えます。
 今日は冷え込みが強く、屋根のつららも長く伸びています。
 こうして、昨日から5台のバスを乗り継ぎ、ようやく松川温泉に到着したのでした。
 その後はボンネットの撮影です。朝、除雪をした道も今日の大雪でご覧のような状態に。
 最終便のバスは立席こそ無いものの、ほぼ座席が埋まるほどのお客さんを乗せてやって来ました。
 普段なら、車内の熱によって屋根のつららはお昼頃に落ちるのですが、今日の寒波は強烈なようで、夕方まで残っていました。こんなにつららが伸びるバスも珍しいですね。
 後ろから見ても、この日の荒天ぶりがわかります。
 日没時間前だというのに外の気温はマイナス10度。今夜は何度まで下がるのでしょう?
 松川温泉からの最終便です。八甲田山の映画のような中でバスを待ちましたが、その分迫力のある写真になりました。
 夕方、ヤマから下りる人はいないようです。
 バスは雪煙を上げて走り去っていきました。
 吹雪でAFのピントも合わないまま・・・
 バスはあっという間に見えなくなってしまいました。
 さて、今日の宿は松川温泉・松楓荘です。
昔ながらの味のある建物で好きです。
 宿の真ん中には、映画に出てきそうな大きな階段が。
 ホント、昔ながらの湯治場の雰囲気が残る、貴重な宿です。
 川沿いに露天風呂もあり、
 大きな岩風呂も魅力です。
 カランの無い洗い場は、木をくりぬいたお湯ためから湯をすくって身体を洗います。
 中にはひと部屋だけ、家族風呂の付いた特別室があります。
 夕食は品数が多くて食べきれないほどです。鍋にはコースによって前沢牛と豚があるので、予算によって決められます。
 いつも節約旅行の私は1泊2食8500円の豚鍋のコースにしました。
 宿は川沿いにありますが、吊り橋を渡ると洞窟風呂もあります。
 日曜日・・・
 朝食後に初便の撮影に出かけました。まだ除雪車が来ていないため、昨日の吹雪でできた雪庇(せっぴ)が残っていました。
 それを借りての撮影です。
 今日は天候が落ち着いたため、つららは落ちたようです。
 日曜の朝なので帰りは大勢のお客さんで賑わうことでしょう。
 ほぼ埋まっているバス停でバスを待っていると、
 時間通りにバスがやって来ました。
 立席こそ無いものの、
 座席は全て埋まっていました。
 ボンネットバスの料金箱は使用していないため、お客さんは整理券を持ったまま盛岡駅前行きの路線バスに乗り換えます。
 この便は豪華な高速バスタイプでした。
 ボンネットバスはそのまま東八幡平交通センターに回送され、
 午後の出番まで少し長い昼休みです。
 この日は高速バスで新潟まで帰らなければならないため、午後便は撮影しないで帰りました。想像以上の荒天で少し後悔してしまいましたが、松川温泉であったまりたいという所期の目標は達成した旅でした・・・。

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