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ジェイ・バス小松工場 夏祭り 2016

2016.7.29.

 今年も昨年に続いて7月開催となった、小松工場の「ジェイ・バス夏まつり」。

 午前中は夏休み中の中学生を相手に「教室」を開いて、しっかりと仕事をこなし、昼食もとらないまま小松を目指しました。

 さて、会場の駐車場に向かう車窓から見えたものは・・・
 海、海、海・・・

 一面、バスの海です。
 たくさんある乗用車はお祭り見学者の車ですが、その奥には納車待ちのバスが4列になって並んでいます。
 それだけではなく、ポンチョなど、中小型はさらに別の列で2列あります。
 一体何百台あるのでしょう??

 ここだけでなく、他にも工場の横や裏にも・・・

 今年は昨年にも増して完成車が溢れています。
   昨年にも増して景気の良さにびっくりしながら会場に入り、最初に撮影したのはこのポンチョ。

 こちらは元ボンネットバスユーザーのM交通さんのようです。

(納車前のため、これ以降登場する完成車にはモザイクがかけてあります。)
 こちらは観光車の列。これが4列あるんです。
 こちらは一番工場側の一列。

 この列の中ほどには東京の定期観光バスとして有名な、鳥の名前の会社の黄色いバスがありましたが、
せっかくの機会なので、お祭りの日だけ一番右端の自家用バスの右に持ってきてもらったら、親子連れの皆様のケータイ記念撮影用にちょうど良かったかもしれません。
 黄色い塗装に赤文字のバスは全国誰でも知っているバスですから。。。

 でも今、この会社さんは24時間操業でとても忙しく、そんなことまで気を遣っている場合ではありません!
 もう、戦争のように、とにかくお忙しいようです。その詳細は後ほど・・・。
 むむっ、ちょっとモザイクが細かすぎたかな?
 社名がわかってしまいそう!?
 一台一台観察していくと、全国各地のユーザーさんが有って興味深い・・・。ですね。
 来訪者用の柵のすぐ前には、四国にある鉄道会社のバスと東北にある鉄道会社のバスが仲良く並んでいました。
(納車前なので会社名を出せず、回りくどい表現!!で失礼します。)

 これはもう一生再会の無い組み合わせ??
 こちらは富士山麓の鉄道系の会社さん。
 こちらは赤い塗装に白3本線のあの会社ですね。
 完成車駐車場のバスウォッチが終わったところで、改めて正門から撮影しなおします。
 昨年もご紹介した、観光バスの方向幕を利用した案内看板。
 
 今日は夏祭りの表示です。
 守衛室の脇には看板が。
 さて、改めて正門から中に入ってみましょう。
 と、納車待ちやリニューアル待ちのバスは工場の周回通路にもあふれています・・・。
 会場内には小松市のイメージキャラクターのカブッキーが来ていました。
 肝心のボンネットバスは東野交通の塗装のままで展示されていました。

この塗装は今年の春だけかと思っていたので、もう一回拝見できてうれしい限り。
 今までに無い塗装パターンで、色合いもデザインも良く、昔っぽくてホントに親しみが持てます。

 でも、じつは、、、
 あまりの超好景気で納車待ちのバスが多すぎて、今年は日本自動車博物館と電気バスによる試乗会は行われませんでした。ちょっと残念。

 
 今年も例年のように来訪者が多く、
 私の抽選券は5000番台・・・。
 後の抽選会では6000番台も出てきたので、相当な数の皆様が来場したようです。
 年々、ショップの数が増えてきています。
 おやっ、日本自動車博物館名物のカレーは500円に。

 いままではミニタイプで200円でしたが、今年は量が増えたのかな?

 それでも、博物館内のレストランで食べるよりはお得なお値段です。
 社員さんも仕事終わりにイベント参加でたいへんですが、みなさま頑張っていらっしゃいました。
 さて、ステージに目を向けてみましょう・・・。

 これは小松工業高校のマーチングバンド。
 私は、、、
 このあたりからビールをいただくこととなり、、、
 来賓席のロープが写ったままイベントの様子を撮影するという手抜き写真を撮影しながら、部長さんにいろいろなお話をうかがいました。


 なんと!今観光バスを発注しても
3年待ち!!なのだそうで、その対策として工場は2交代制の24時間操業とのこと。
 
 これについてはこのお祭り後に日本経済新聞等で報道されていますので、ネットで探してみてください。
 と、部長さんが「おやゆびプリンセス」について語ってくださいました。

 今年は「おやゆびプリンセス」、来てるんですよ。

 うーむ、このHPに「今年も出るか!おやゆびプリンセス」などと書いたがために、アイドル好きだと思われてしまっているようです。(笑)
 部長さんは続けます・・・

 「おやゆびプリンセス、今年はパリ講演も行ったんですよ・・・。」

 「えーっ、ただのご当地アイドルかと思ったら、海外まで出かけるとは、、、結構メジャーなのですね。」
 (ビールを飲みながら、席に座ったまま撮影しているので、写真が曲がっていますが・・・、)

 ・・・さらに部長さんは続けます。
「おやゆびプリンセスっていうのは、石川県の形が親指に似ていることから名づけられたんですよ。」

 へぇ〜、知りませんでした。そんなところに名前の由来があったのですね。
 おやっ、結成して4年目になるようですが、今年はいままでとちょっと違います。

 ダンスがキレキレで上手いです。
 振り付けも以前と違って皆、揃っていてきれいです。
 最初見たときには素人集団っぽいと思っていましたが、いつのまにか超有名になり、歌も踊りもうまくなって海外デビューまで果たしていたのですね。
 知りませんでした。
 いよいよ最後は抽選会ですが、部長さんからさらに貴重なお話をうかがいました。

 24時間2交代制の勤務でさらにジェイバスはますますガッポリ!!(ボーナス300万!!)

・・・かと思ったらそうではないそうで、製造台数が一定数を超えると生産効率が下がり、仕事が忙しくなる割には利益はあまり増えないそうなのです。
 たしかに、24時間操業では夜勤手当等が高くなりますが、それを製品価格には転嫁できません。

 さらに、製造部門が動いていれば、深夜でも社員食堂を営業する必要がありますし、設計部門も深夜対応で残らなければなりません。経費が膨らんでくるのですね。
 しかし、ここで更なる大規模な設備投資をするのは、東京オリンピック後の需要減予測を考えれば得策ではありません。
 やはり、ここは既存の設備をフル活用しつつ期間工の数を増やして乗り切ったほうが安全策といえそうです。

 報道では、日野やいすゞのシャシメーカーからも応援が数百人規模で入るとのことで、これからも眠れない日々が続くようです。
 たいへんですね。
 このようにたいへんお忙しい中、今年も夏まつりを開催してくださった皆様に感謝しつつ、おまつりも締めくくりの時間となりました。

 もう8時過ぎだというのに皆さん帰りません。最後の大抽選会が楽しみなのですね。
 「丸谷さんがホームページで書いていたように、ボーナス200万円!なんて、とても無いんですよ・・・」
 「いまは利益を出すということよりも、お客様とユーザー様にいかに満足していたくかということを大切にして、考えています。」と、部長さん。
 ・・・さすがですね。

 バスの中でも貴重なお話をうかがいながら、小松駅前のビジネスホテルまで「小松バスの無料送迎バス」で向かいました。
 
 ボンネットバスの写真は少なめですが、異業種の方から貴重なお話をじっくりとおうかがいすることができてたいへん勉強になった1日でした。
 翌朝・・・



せっかく小松まで来たので片山津に足を延ばします。
 大江戸温泉物語のバスは正面駐車場の一角に展示されて大切にされていました。
 

 現在、ナンバーはありませんが、なんとか復活して欲しい一台でもあります。

 

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