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中国 重慶・江合煤砿のボンネット型機関車

 ナローのかわいいボンネット機関車が走る重慶の復興鎮(復興村)。ボンネットつながりで、そんなかわいい機関車をご紹介します。


 これが重慶の水土鎮近くの江合煤砿のボンネット型機関車です。とてもゴツイですね。
 ライトが左右非対称で、左のライト下にあるのはスピーカーです。拡声器にもなっていて、沿道で人々を笑わせるようなこともしゃべっていました。
 中間駅ですが、石炭専用なので客扱いがなく、ホームもありません。でも、家の前に線路のある人は毎日歩きづらいでしょうね。
 機関車は手作りなので、一台一台異なります。こちらはライトがひとつで、ボンネットのフタが角型です。
石炭は結構な重量があります。
 沿線には、日本ではとうに見られなくなった風景が残されていました。
 毎日毎日、この食堂にはお年寄りがたくさん集まってきます。
 いまどき、こんな人民服って売っているのかな?
 機関車は2軸でベルト駆動です。
 石炭が重いので、線路はヘロヘロです。
 列車は毎回5本の続行運転。
 中間駅
 始発近くの食堂前です。
 ここは始発駅、奥の山に炭鉱があり、そこから掘り出した石炭をここで載せます。
 昔話に出てきそうな感じ。
 こちらはまた別の機関車。フタは角型ながらライトは2灯。
 あれ、中間駅出発の場面で脱線してしまいました。
 味のあるお年寄りが多く・・・
 独特な雰囲気の村がとても気に入りました。
 これはまた別の機関車で、ボンネットのフタが平らですね。
 続行運転なので、次から次へとやってきます。
 ここは終点の本社工場前です。ループ線で戻ります。
 赤い三輪は乗り合いタクシー。
 でも、最近この場所は撮影近視に指定されてしまいました。
 このレンガ造りの建物はくぐるだけ。何で線路の上に建てたのか不思議な気がします。
 機関車の運転席です。2軸で、バネも悪いので、腰を痛めないようにクッションの効きそうなシートになっています。
 ボンネットバスよりもシンプルな計器類。
 ところかわって、ここは中間駅の床屋さん。
 となりでは相変わらず麻雀。
 線路にも相変わらず・・・
 おーい、撮っちくり。
 鉄道を撮る私に、横から声がかかります。
 こんどは撮影場所を変えてみました。
 絵になるところが多いですね。
 ここは衛星写真で見つけた段々畑。
 撮影が終わったので、横の民家を訪ねてみました。
 石造りなのに衛星放送がありますね。
パイプをくわえるおじさん。
 こちらは厨房。
 お隣の厨房。
 おおよそボンネットバスとは関係のない写真が続きます。
  「5元(60円)」あげるから写真のモデルになって。
って言ったのに通じてなく、おじさんは白菜を量りだしました。
 えーっ、6個で60円なの。日本なら1個98円だよ、おじさん。
 いつもの麻雀会場に行くと、人民軍のオーバーを着たおじいさんが。
 こちらは途中で立ち寄ったガソリンスタンドの男子トイレ。
 2人分並んでいますが???
 翌日も雨。
 5本続行の1本目と
・・・
2本目をここで撮り・・・
・・・
 急いで別の場所に移動します。
 3分後には3本目が、
 さらに2分後に4本目が来ました。
 写真撮影の際、通常は雨を嫌いますが、ここは雨のほうがしっとりと、いい写真が撮れるようです。
 残念ながらこの鉄道も2012年の4月で廃止だそうです。
 中国にはこんなのんびりした田舎が、まだたくさんあるのかもしれません。

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