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奈良交通ボンネットバス
(藺町線全線開通記念プレ・イベント ATK988)
2011.3.6.

 それは・・・命がけでした。
奈良交通のボンネットバスは展示だけなのでホームページでレポートするには尺が足りない!!

 そこで、話題づくりのため決死の空撮に挑んだ私・・・・・・うわぁ〜、下界の人の影が、『Google earth』のビルの影みたいに!!

・・・地上40mのゴンドラの下には梯子も足場もないし、完全に空中にぶら下がっている状態!!こんな死にそうな目にあったのは以前洪水に会った球磨川沿いのJR肥薩線がけ崩れ・とりこ事件以来!!

 これは、そんな空中撮影の物語です。


以前イベント情報コーナーでお知らせした、奈良交通のイベントに参加すべく、行動を起こしました。

 今回の旅はのんびりスタート。朝8:30の長岡−新潟線高速バスに乗車、北長岡バス停で乗り換えて新潟−富山線の高速バスで富山駅へ。

 そこから富山−大阪線に乗り換えて京都を目指しました。

 さて、最初の写真は富山地鉄のターミナル。最近は自動改札ばかりなので改札の駅員さんを目にする機会も減りましたね。
 なつかしいボタン式の券売機が健在でした。
 本日3本目の高速バスです。

 斜めラインのアクセントが付いているバスには初めて乗車しましたが、1Cの席だった私は、この飾りに視界を奪われて少し窮屈な感じがしました。
 こちらは隣に停まっていたJRバスです。正面にはメッキのガーニッシュが付いていました。
 私の乗っていた富山−大阪線の乗車人員は15名ほどでまあまあ。

 途中尼御前など2個所で休憩しました。
 その後、京都深草という防音壁に囲まれたバス停で降車し、京阪電車から近鉄電車へと乗り換え。


 ・・・そうそう、今回の旅行はボンネットバスの展示だけなので写真がたりません。ですからこのように要らない写真がを無意味に続けるのです。
 へぇ〜、近鉄特急って、JRの昔のグリーン車みたいな重厚な椅子なんですね。
 いろいろな特急が走っていましたが、このように正面の暗い色の面積が広いものは、昔ながらの近鉄特急のイメージがあって、なかなかいい感じです。
 ここまで電車の写真で埋めても、まだ写真が足りません。


・・・こんな火の玉のような写真や・・・、
 どうでもいい奈良公園の鹿の写真で

 ページを埋めつつ・・・
 宿に着いてみると、純和風で雰囲気のある旅館で感激。

宿のおかみさんが言います。


『お水取り』の撮影に来られたんですか?

えーっ、今日はお水取りがあるんですか?
 
・・・私は急遽、東大寺に行くことに決めました。
 近鉄電車と市内循環を乗り継いで東大寺へ。

 大仏殿脇の駐車場には、夜だというのに観光バスがぎっしり。
 遠鉄バスまでいます。ずいぶん遠方からやってくるのですね。
 午後7時、いよいよ二月堂のお水取りが始まりました。今年で1260回目の実施って、すごい歴史です。


 大混雑で遠方からの見学でしたが、一生見ることはないと思っていた行事を実際に見ることができ、感激でした。
 さて、いよいよイベント当日。


 大和郡山で電車を降りると駅のそばに珍しい標準床のエアロバス顔の検診車が。

それにしても天井の出っ張りが高いですね。
 会場に着くと、既にバスが来ていました。

 牽引で到着したそうで、位置決めの最中でした。
 ほどなくバスは定位置におさまりました。

 このように人がはいらない状態での形式写真は、朝に限ります。
 スタッフミーティングが始まりました。
 はしご車も到着。
 ナンバーを見ると希望枠の845・・・


 ???


 ああ、ハシゴって読むんですね。日野のバスと同種のライトで、なかなか新しそうなはしご車です。
 さらに奈良交通のバンビーナも到着しました。
 はしご車にはイベントスタッフが乗車して、体験乗車の予行演習がスタート。
 おっ、やきいもの仕込みも始まりました。
 続いて白バイとパトカーも到着。こちらも展示用です。
 バンビーナは11時からの体験乗車に備えてバス停におさまりました。

 奈良交通の社員さんも手馴れたもので、バス停も持参してきたそうです。

 えっ、右端の行列ですか?
これはバス乗車の希望ではなく、花の苗プレゼントの行列です。
 いよいよ10時にイベントがスタート・・・

 一番すごかったのは、不用品バザー。みなさん、ものすごい勢いです。

関西のオバちゃんって、やっぱりすごい。
 ボンネットバスは見学のみ。社員さんはすかさずチラシを配ってバス会社のPR効果は抜群です。
 さて、ここで写真の枚数を稼ぐため、私ははしご車に体験乗車!!

 40mのはしご車は旧タイプの梯子上をスライドしてゆくタイプには乗ったことがあるのですが、今回のように新型のバケット吊り下げタイプは初めて!
 少しわくわくしながらも下界の皆様からの熱い注目を浴びながら天に昇ってゆきます。
 おお、バスが程よいアングルに!
 さらに高さが上がり・・・
 だんだん人が米粒のように。



(うわっ、そろそろ怖くなってきた!)
 ここが地上高40mの高さです。バスはほとんど屋根しか見えなくなりました。

たか〜い!
もう、バケットの手すりから手が離せません。ズームリングが回せないので、右手だけでシャッターを押しています。
 でも、気を取り直して、景色に目をやると・・・
 地平線だけを見ている分にはいい気分です。

へぇ〜、左の道が今回62年の歳月を経て念願の開通を迎えた拡幅区間ですね。

 カメラは片手で構えているので、ご覧のように地平線が曲がっています。
 数分の空中散歩の後、バケットが降りはじめました。
 昇りではズーミングもできないほど怖い思いをしましたが、下降するときは気が楽です。

 ズーミングしながらバスを狙いました。
 上から見ても、ボンネットの人気ぶりがわかりますね。
 だんだん地面に近づいてきました。
 あぁ、バスの写真はやっぱり、これくらいが絵になる高さ限界のようです。
 うーむ、これくらいの高さがベストでしょうか。


 私としては怖い思いをして40mまで昇ってもらわなくても良かったのですが、イベントなので仕方ありません。(笑)

あぁ、怖かった。


 とてもたいへんな思いをしましたが、貴重な体験ができました。
 今の体験を、下から見ると・・・
 こんな状況です。
 バケットとバス・・・
 11時からはバンビーナ号の体験乗車がスタート。

 今日はまだ拡幅区間は開通していないため、道は一方通行のままです。

 へぇ〜、消防車の車庫の脇には火の見やぐらを建てたんですね。
 このバスは後部デッキからの展望がきれいですよね。
 11時過ぎにイベント会場を後にし、会場そばのパス停から薬師寺へ。

 じつは、修理のため今後8年間にわたって見られなくなる塔で内部公開が行われていたのです。

 地震や強風に強いという心柱の構造や大きさに興味のあった私は、前々からこういった塔の内部に入ってみたかったのです。

 でも、内部は撮影禁止のため写真はありません。

薬師寺のそばの近鉄駅に行くと、ホームに2階建て特急が入ってきました。

 料金はわかりませんが、せっかくなので帰路は2階建ての特急で京都へ!
 車内はかなり空いていて快適です。

 車掌さんから特急券を買うと・・・500円でした。極めて妥当な金額です。
 ・・・ビスタカーは初体験でした。
 一生乗ることは無いだろうと思っていた近鉄のダブルデッカーに乗ることができて満足。

 
 最後は北陸線の普通と特急を乗り継いで自宅へ。電車にはあまり興味がありませんが、この電車はもうすぐ無くなるのでしょうか?たくさんの人がカメラを向けていました。

 イベントのボンネットバスの写真は数カットしかありませんでしたが、要らない鉄道写真でコマ数を増やしなんとか旅行記をまとめ上げることができましたね。
よかった、よかった。

ホッ!



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