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奈良交通のボンネットバス同窓会
2014.9.20.

 その撮影会のチャンスは偶然訪れたものでした。旧奈良交通のボンネットバス2台が奈良に里帰りしたのです。そこに、会社側からのご好意で奈良交通のボンネットバスにも加わってもらい、3台並びでの撮影会が実現したのでした。なかでも一番苦労してご協力いただいたのは宇和島の兵頭観光のボンネットバス・・・わざわざ宇和島から手弁当で駆けつけてくださいました。
 このイベントは旅行会社を通さない有志による企画だったため、募集方法や保険、キャンセル料等法律上の問題からこのコーナーで募集することはできませんでしたが、当日の様子をご紹介します。
 奈良交通では今年度の新たな定期観光も決定していますから、シーカくん号の今後の活躍も大いに期待したいところです。

土曜の朝9時前、2台のボンネットバスが奈良駅西口に到着しました。ツアーはここからスタートです。
 兵頭観光のボンネットバスは奈良交通に最後に残っていた2台のうちの一台で、瑞穂町を経て四国に渡りました。
 私のホームページでも時々ご紹介していますが、地元のイベント等で活躍していらっしゃるそうです。
 この日は手弁当で宇和島から宇和島から来てくださいました。このバスが奈良に戻ってきたのはホントに久しぶりで、大感激です。社長さん、ありがとうございました。
 後方は銀河号。奈良交通から鞆鉄道、東海自動車、福山自動車時計博物館を経て、現在は大阪の銀河さんの所有です。
 銀河号は「名松線を元気にする会」のイベントに参加する途中で奈良に立ち寄っていただいたもので、こちらもこの同窓会に参加していただく配慮をいただいた社長さんに感謝です。
 まず最初は興福寺から・・・。ここは定番の撮影地で、五重塔が良いアクセントになります。
 2台並びも撮影し・・・、
 さらにエキストラとしてしかも呼んできての撮影です。

 私は阿修羅が見たかったので速攻で国宝館も見学してきました。

 奈良に行くと、阿修羅像をまぢかでのんびりと眺めるのがマイブームです。
 その後、バスは猿沢池に移動。
 兵頭号がこの地を走る日が来るとは、思ってもいませんでしたので感激です。
 続いては法起寺へ。
 ここで2台並びを撮影します。ご本家、奈良交通のボンネットバスは午後からお願いしてあります。
 その後、一台ずつの出発シーンを撮影し・・・
 次の目的地は法隆寺です。
 奈良交通のシーカくん号が走り始めて以来、何回も奈良を訪れてたくさんのお寺や仏像をを見てきましたが、法隆寺はまだ制覇していませんでした。今日は意を決して、駆け足で法隆寺見物です。でも、あまりに広すぎて全てを見ることができませんでした。うーん、次回は夢殿も見たい!!

 魚眼レンズを使用しているため写真がゆがんでいますが、この位置から見る伽藍の配置は美しいです。中国や朝鮮のお寺と比べても、たいへんよくできています。
 法隆寺で昼食後、バスは朱雀門駐車場へ移動。
 いよいよ奈良交通同窓会の本番です。


左から、
元 18−66 兵頭観光号
元 18−67 奈良交通
元 18−68 銀河号
です。
 この一番違いの3兄弟が製造から48年を経て奈良の地に戻ってきました。この企画は幹事さんの関係方面への働きかけと、綿密な計画によって成功させたものです。幹事さん、万歳!
 まずは関係者の皆様からのごあいさつと、ユンケル上條様からの講話をうかがいました。
 その後、バスの配置や方向幕を
替えたりして撮影を続けました。
 帝国ボディの3兄弟の横を、
 近鉄特急が駆け抜けていきます。
 最後は3台揃っての走行シーンを撮影。
 朱雀門をバックに、他の車が入らないきれいな写真が撮れました。
 でも、ちょっとヤラセっぽいかも。。。
 個人的には、兵頭観光のボンネットバスが奈良に里帰りしてくれたことがたいへん嬉しいと感じた一日でした。
 社長さんとは、宇和島での再会をお約束し、お別れしました。
 その後、近鉄特急と新幹線、さらにやくもを乗り継いで夜の吹屋へ。。。
 この日は「べんがら灯り」というお祭りでボンネットバスが展示されていたのです。
 名松線のイベントも見たかったのですが、5月から宿を予約してこのお祭りに照準を合わせていたため、夜の高梁でレンタカーを借りて吹屋に到着。

 なんとなく「おわら風の盆」に似た雰囲気ですが、人々が踊りにひきつけられているうちに、人の姿が無いボンネットを撮影しました。
 その様子は別項にてご紹介します。

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