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西会津なつかしCarショー
広田タクシーのボンネットバス


2014.5.25.

 今年で11回目を迎えた恒例のイベント。回数を重ねるごとに盛大になってきたこのイベント、今回はいつも参加の五百目自動車さんのボンネットバスに加えて(資)広田タクシーが新規登録したTSDが初参加。新緑の中で2台のボンネットバスが送迎バスとして活躍しました。ここではそのイベントと送迎バスの様子をご紹介します。
 いつもと違って、車で出かけたこのイベント・・・
はてさて、ボンネットバスの運行だけでホームページの尺が足りるだろうかと余計な心配をしながら2時間で
会場に到着。



・・・ん??変なバスがいます。聞けば駐車場のシャトルバスだそうで、押ボタンには「須磨海浜公園」の文字が・・・。 元は神戸市のようでした。こんな素敵なバスが送迎車として活躍しているあたりから、そのイベントの規模が推測されるところですが、このイベントは写真枚数の尺を考える必要などないほど、地元挙げての大イベントに成長していたのでした。
 
 そうこうしているうち、ボンネットバスが試運転から戻ってきました。
 地元会津の(資)広田タクシーさんが購入・新規登録したTSD40です。

 当初の予定では展示だけとのことだったのですが、登録後の調整が終わり、会社名等も入れられ、むこの日は試乗会&駐車場へのシャトルバスとして運行されるようです。
 そうこうしているうち、献血車もやってきました。

 献血車は撮影がもっとも難しいバスの一種で、どこに出没するかわからない上に、発見したときには既にバスの回りに机や椅子が並べられて形式写真が撮れないものなのです。

 このようにドアが閉まった状態で形式写真が撮れたのは初めてです。
 その隣には救急車や・・・
 消防車が並びます。いずれも公務員さんはサービスに余念がありません。

 良く行く隣の大きい国では、公務員は、ただ威張っているだけなので、こうして市民に親切にしている公務員の姿が私には新鮮に思えて仕方がありません。
 感謝、感謝です。
 献血バスをはさんで、救急車の反対側は除雪車。
 これは新潟トランシスのロータリー除雪車ですね。
 このほか、自衛隊車両や
 高所作業車の体験乗車までありました。社名を見れば、地元企業の車・・・

 このイベント、最初は普通の小規模なノスタルジックカーイベントだったのに、地元の皆様の協力が集まってイベントが盛大になり、西会津が一丸となってのイベントに急成長しました。

 至る所に配置された交通整理の方をはじめ、駐車場の整理員の方まで警備会社ではなく地元ボランティアの皆様が頑張っておられて、地域おこしのとても素晴らしいイベントです。
 その昔、このイベントの発起人のお一人は「糸魚川のイベントに近いものをやりたい」とおっしゃっておられましたが、もう糸魚川は軽く越えています。すごいです。

 さて、この日のボンネットバスは場内周遊試乗会の予定で、場内の試運転を行いました。
 北村の四角いおしりが2台というのも、いまどき見られない光景です。
 広田タクシーさんのバスは前所有者が入れた「東京駅」の方向幕です。
 さて、一足先にイベントの駐車場シャトルバスが運行を始めました。
 それと同時に、メインステージでは午前10時から開会式・・・。
 町長さんのご挨拶や、
 ミスおとめゆりの紹介、
 ヒーローの紹介などがありました。
 むむっ、ふとステージの横の看板を見ると・・・
 400ml献血で、献血バスチョロQがもらえるようです。
 「これは行かねば!!」と思ったのですが、GWに海外に出かけた私は「過去1カ月以内に海外に行ったことがある」という理由で献血できないきまりになっています。

 残念!!
 献血バスはご覧の盛況ぶり。
 その脇にはミリタリーショップがあったので、のぞいてみました。
 おっ、これは、ボンネットバスのワイパーに使えそうなモーターですっ。
 こちらはビートとジェミニのかけ合わせ。
 イベント定番のSLの試乗会もありましたが、
 車輪のロッドが分割されていて、B−Bマレーかな??

 いやいや、よーく見ると線路は単なるアングル材、車輪も単なるプーリーでドームは木製です。

 これは全てが手作りのD51なのでした。一からここまで作り上げるのはたいへん難しいことだと思いますが、なかなか雰囲気が出ています。全体のバランスがいいですね。
 では、会場内の展示車を巡ってみましょう。
 最初に目に付いたのはこのおじさん。やたらと目立っています。
 農夫の格好をして大型の発動機を始動しようとしていたのでした。
 近年、発動機のブームが続いており、その人口はバスファンよりも多いのではないかと思うほど。
 発動機だけのイベントも各地で開催されており、奥が深いようです。この日もここだけすごい人だかりでした。
 こちらは2000GT
 観音開きクラウン
 S800
 スバル360
 スバル360
 セドリックパトカー
 懐かしい後面
 西武警察風に改造されたフェアレディ
 ダットサン21系

・・・などなど、さまざまな車が並んでいましたが、
 私としてはこんな車や・・・、
 こんな商用車がお気に入りです。
 この日のために、わざわざ丸太を借りてきたのですね。
国産材で、1本100万円以上するのではないでしょうか?
 こちらは単なるフロンテですが、私はこんな車こそ価値があると考えます。
 なぜなら、昔のナンバーのままで、塗装も当時のままだからです。さびていますが、だからこそ味があるのです。

 車が古くて塗装が汚いから・・・という理由で塗りなおすと、昔の雰囲気が失われてしまうのです。ですから、車種は何でも良い、昔のままを保って大切にしている人が好きです。
 全ての車を回ってみて、車種的に珍しかったのは、このハートグリルのダットサン。これだけ古いものは数が少ないのでたいへん貴重な一台です。
 私が審査員なら、この車がNO.1です。
 会場内の見学はこれくらいにして、ボンネットバスの撮影に向かうと、会場の周辺は大渋滞!!


 昨年は2万人とのことでしたが、今年はそれを軽く上回る人出のようです。
 この大渋滞のため最初から運行予定の送迎バスだけでは足りず、ボンネットバス2台も急遽駐車場送迎の任にあたりました。
 しかし、バスが4台いても渋滞がひどくてなかなか進めず、お客さんをさばききれません。
イベント自体の認知度が高まったため、多くの人が集まり、想定以上の車の数で渋滞してしまったのですね。
 そんな状況でも、ボンネットバスに乗車したお客さんは、「こんな車が走っているなんて・・・。」と、大喜び。ボンネットの効果は絶大なようです。
 送迎バスは相変わらず渋滞に巻き込まれているため、
 走行風の写真だけはたくさん撮れました。
 ボンネットバスの出会いもあり・・・
 新緑の中で、
 思う存分撮影することができました。
 こちらは「渋滞の中のすれ違い!?」
 その後は会場を抜け出して撮影に専念。
 山並みや田んぼをバックに
 撮影を重ねました。
 待っていれば、次から次へとバスが来るので、
 撮影効率はいいのですが、さすがに送迎バスということで住宅地の中を走ることが多く、撮影場所は限られました。
 午後になると渋滞も解消し、
 今度は帰宅するための駐車場行きバス乗り場が長蛇の列に。
 そのためボンネットバスの活躍は続き、
こんどは渋滞の無い中での撮影を楽しみました。
 イベントの終了は15時ですが、ボンネットバスによる送迎は15時半まで続けられてこの日の運行は無事終了。
 ちょうどSLばんえつ物語号が通る時間だったため、広田タクシーの社長様のご厚意でボンネットバスとSLの撮影を行うことに。
 しかも、

 ばんえつ物語号は野沢駅で10分間停車するため、
 駅の発車時にももう一回撮影し、この日の全日程が終了しました。
 会津に登場したボンネットバス、周辺の観光地も多いのでこれからの活躍が大いに期待される一台です。
 新潟県にいながら、全く撮影したことのないC57ですが、たいへん心地よい汽笛とドラフト音を響かせながら走り去っていきました。

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