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ボンネットバスでタイムスリップ
小樽の明治・大正・昭和を訪ねて

2013.2.11.

 雪まつり期間以外の冬期間も運行を始めた北海道中央バスのボンネットバス。レトロなバスに乗って、小樽の歴史を訪ねるという、なんともボンネットバスにふさわしいコースです。にしん御殿と旧日本郵船の入館料が含まれているだけでなく、いろいろなところで様々なお菓子などがもらえて、お得感もたっぷり。超おすすめの定期観光ボンネットバスです。
 いままで、冬季の北海道旅行は避けていました。航空機の欠航により、仕事に穴を開けてしまうことが怖いからです。
 しかし、この冬は貯まったJALのマイルが使用期限を迎え、どうしてもどこかに飛ばなくてはならなくなりました。
 仕事の具合いを見ると、連休最終日に新千歳空港が閉鎖されても翌朝帰れば間に合うことがわかり、初めて札幌雪まつり・冬のボンネットバス撮影に出かけたのでした。

 まずはサッポロビール園を訪問。ジンギスカンでおなかいっぱいになったところで・・・
 タクシーを利用して札幌雪まつりの大通り会場へ。

 ・・・これは、リラックマ。
 続いて、ドラえもん。
 トトロ・・・
 ちびまるこちゃん・・・

 と、おなじみのキャラクターが続きますが、
 「自販機!!」

 ・・・なんともユニークな題材ですが、左のパネルもきわめてまじめに作ってあります。
 市民の方の作品ですが、なぜ自販機を作ったのか、その意図を伺ってみたいところです。
 その後もさまざまな雪像を見学してホテルに戻りました。
 今回のホテルは時計台近くの「チサンイン」です。
 60日前に2月9日宿泊のホテルを探したところ、ツインで空室があったのはわずか6ホテルだけ、しかも1人1泊2万円以下はここだけだったのです。
 大通り会場から時計台の横を抜けると、すぐにホテルがあります。
 会場から近いところに部屋が取れてラッキーでした。
 雪の時期に札幌に来るとは考えてもいませんでしたので、雪景色の旧北海道庁に感激です!
 電車で小樽駅まで行き、バスターミナルでボンネットバス乗車の予約をしました。連休で混雑しているかと思いきや、当日ながらも空きがありました。

 しかし、駅前から乗ると小樽運河での写真が撮れません。発車時刻まで20分しかありませんでしたが、運河沿いのホテル前からの乗車とし、そこまで早足で向かいました。
 今年は雪が多いようで、運河側は除雪された雪が壁になっています。もくろみどおり運河公園での写真を撮影し、バスに乗り込みました。
 その後も別のホテルを回った後、バスは駅前のターミナルに入ります。

 ここで一つ目のスィーツ・・・新倉屋の花園だんごをいただきました。
 次はにしん御殿です。とても贅沢な建物でびっくりしましたが、邸内ではさらに現地ガイドさんが付いてくれて詳しい説明を伺いました。
 襖の一枚一枚まで素敵で感動です。(邸内は残念ながら撮影禁止)
 10:45分、バスはにしん御殿を出発し、次の見学場所に向かいます。海沿いに出たところで、ろまん号と出会いました。
 この日は天気が悪く、海は鉛色でしたが、海をバックに写真を撮ることができました。
 次の見学は旧日本郵船。
 とても雰囲気のいい建物ですね。
 見事に復元されていて、文化財にふさわしい風格があります。
 支店長席??と書いてありましたが、資料館の職員の方が座っていると、雰囲気が出ますね。まるで昔の写真のようです。
 さらにこの建物の中からバスを撮影してみました。
 次は旧手宮線を見た後、小樽バインです。写真の建物は旧日銀小樽支店ですが、小樽バインは旧道銀とのこと。斜め前には旧三井銀行もあり、ホントに北のウォール街ですね。
 小樽バインでもお店の方がプロジェクタを利用してワインの説明をしてくださいました。
 ちょうど人数分の試飲も用意され、至れり尽くせりです。
 さらに、ここでボンネットバスの写真入りの、飴屋六兵衛本舗の「昔ながらの飴」をいただき、バスは小樽歴史館へ。

 ややっ、以前乗車した備中高梁・吹屋の時のようにボンネットバスを出迎えてくれる方がいらっしゃいます。しかも、昔の警察官の格好で!!
 この方、自己紹介によると「昔の交番」のおまわりさんとのことでしたが、この方が小樽歴史館でいろいろな説明や紙芝居をやってくださいます。

 中央バスのパンフレットによると小樽観光ガイドクラブの方のようです。いろいろと親切にご説明いただいたり、一緒に記念写真におさまっていただいたりと、たいへお世話になりました。ありがとうございました。
 小樽歴史館の見学の後は目の前のお店でわかめスープをご馳走になりました。わかめスープはおいしかったのでおみやげに買って帰りました。
 その後バスは堺町メルヘン交差点を経て、小樽運河ターミナルへ。ここはバスの休憩所も併設されており、建物は旧三菱銀行小樽支店だったものです。
 
 ここでは桑田屋の「ばんじゅう」というお菓子をいただきましたが、とてもおいしかったので、おみやげとして買って帰りました。
 このばんじゅうは食べ方にコツがあるそうで、砲弾型のお菓子を丸いほうから食べると中身が飛び出すだめ、角ばったほうから食べると良いとのアドバイスをいただきました。
 どんなお菓子なのか??みなさまもぜひこのバスに乗って味わってみてください。
 この後、バスは寿司屋通りを通って小樽駅前に戻ります。連休ということで満席を予想していましたが、当日でも乗車できてラッキーでした。

 これはターミナルで降車後にダッシュで青信号を渡り、撮影した一枚です。
 バスを降りたのは13時過ぎでしたが、飛行機は17時半なので、まだまだ時間がたっぷりあります。
 この旅行では、新千歳空港到着後、帯広名物豚丼+ジンギスカン+かに+寿司+生牡蠣と、さまざまな食を堪能した旅でしたが、最後はラーメンをいただくことに。
 
 その昔、私が大学生だったころ、小樽の一番ラーメンは駅前の路地を曲がり、少し入ったところにありました。スープは濃厚でこってりでした。まだ、このボンネットバスも水色の塗装で、貧乏旅行の私は新日本海フェリーで訪問し、いつも一番ラーメンに入っていました。
 その後しばらくして一番ラーメンは閉店し、なくなったのですが、最近またできたというので行ってみました。
 以前と違って味付け玉子が入っていますが、こってり系のスープは昔のままです。のれんの外で行列して待った昔を思い出しました。

 ごちそうさまでした。
 最後は新千歳空港のランプバスです。こんな北にも西工がいました。しかもJALの旧デザインです。
 
 このデザインは一流のデザイナーさんが考えたものですが、社名に赤で「バツ」を入れているわけですから、なんだか倒産するような気がして、あまり好きではありませんでした。やはり鶴丸に戻って正解だと思います。
 
 新千歳空港と新潟空港、往復とも、降雪がなく飛行機は定時に到着しました。

 雪の中のボンネットバスを撮影でき、さらにおいしい北の幸を堪能して、大満足の旅行でした。
 

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