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岩手県交通観光サービス主催  2007.3.10.
さようなら 弁慶号ツアー

3月10日 朝10時10分・・・
 JR一関駅前に集まった参加者の皆様。参加者数は40名に達し、続行便ともども空席がないほどに。
 続行便として登場したのは胆江営業所最古参の昭和56年式CLMの・846号。ボンネットバスには懐かしい制服姿の車掌さんも乗務するという、なかなか充実したツアーでした。
 ツアー参加者に配布された「さようなら弁慶号乗車記念券」。カラー印刷でとても立派なものでした。結構何回もデザインをやり直している力作なんですよ。発行枚数は参加者数40枚+報道資料として配布用の約10枚のみ。超レアものです。
 某紙の新聞記者さんもこれをもらっていたのですが、メモ用紙と共に折り曲げてポケットの中でぐちゃぐちゃに・・・。
 おいおい、これ、ヤフオクに出したら数万円はするよ!!
って、思ってるのは・・・ 「私だけ?」
 ボンネットの脇に到着した「びゅうバス」。どこのバス会社が受託しているのだろう・・・?などと考えながら社名を見ると、「JR東北」でした。よく考えたらあたり前でしたね。
 じつは、ミャンマーに行くと意外とこういう特別塗装車がよく見られるのです。例えば神奈川中央交通の「かなちゃん号」とか山形交通の「レトロ調バス」、四国の全面広告バス「たぬきまんじゅう」などなど・・・
 ですからこういった車もこまめにカメラにおさめておくと将来海外で撮影した中古車と照合できるかもしれないのです。
 これは一関駅前出発のシーン。
 今回のツアーの一番の醍醐味は、なんといってもCLMが1号車であること。最後部の座席から弁慶号が撮影できるのです。
 それによって常時走行シーンの撮影ができ、フィルムが何本あっても足りないほどでした。さらにCLMのドライバーさんは弁慶号との距離が離れると待ってくださったりして存分に撮影が楽しめました。
 ドライバーさん、ありがとうございました。
 中尊寺前を通過します。独特な歩道橋がここの特徴ですがここを通ることもなくなってしまいます。寂しい限りです。
 1号車CLMの後部座席は自由席として開放。交替で撮影席として使われていました。でもこの写真だけ見てると皆、怪しい!!だいじょうぶ、後姿では誰だかわかりません。
 中には夜勤明けで大阪から新幹線で駆けつけてくださった方も・・・。写真、たくさん撮れたかな?
 でも、横を向いていらっしゃる方に関しては識別できないようにとぼかしたら、ちょっとやりすぎたかも!?
 写真では見にくいですが、東北自動車道「ユキ スリップ注意」の表示。でもこの日のツアー中は降雪はなく、なんとかお天気がもちました。
 国道4号線のゆっくり車線があるところでの撮影です。
 東北自動車道の案内板も見えます。
 胆江営業所に到着しました。2台を並べての撮影ですが、停車時間の後半にはヘッドマークが取り付けられました。
 胆江営業所に残る最後のCLMです。この写真の・900番台の3台が57年式で、ツアー参加の・846のみが56年式。こんな風に並んでいるのはわざわざ運用から外してくださったのでは・・・。
 胆江営業所の皆様、細かいご配慮ありがとうございました。
 いつ訪れても並んでいる国際興業の中古車。次から次へと送られてきて、工場で改造の上で県交通のモノコックバスを駆逐。CJMやCLMも今や風前の灯。
 北上営業所では、どんなバスが見られるのでしょう。
 昼食の「藤原の里」では撮影会。予めCLMで先回りしたツアー参加者の面々は思い思いの位置でシャッターを切っていました。
でも、私の写真はこれ?って、おいおいこれでは人が写っていて使いものにならないぞ!!
 ・・・いいんです。このツアー報告用に撮ったのですから。
 北上営業所に到着です。この日のヘッドマークは昭和57年に復活した際に取り付けられていたものと同じスタイルで懐かしい感じ。そこに「さようなら」の文字が付け加えられているのです。
 やはり、日野自動車のボンネットバス最大の特徴であるフロントグリルは隠さないほうがかっこいいですね。
 ここでもバスが並べられました。営業所の皆様や岩手県交通観光サービスの皆様のお出迎えを受けて嬉しい限りでした。休日なのに大歓迎でお迎えいただき、ありがとうございました。
 さてさて、北上営業所ではどんなバスが見られるのかな?と思っていたら絶好の位置にCJM470が・・・。今になってみると屋根後部のクーラーが昔を語っていますね。その感じが目立つように、わざと遠景気味に撮ってみました。
 片隅にはいすゞBU10が・・・。BU04よりも窓1個分長いんですって。これは生粋の県交通の車だと参加者の方から教えていただきました。
 たて目の特急バスも珍しいですね。
最後に記念撮影。(プライバシーの関係から小さめに・・・)
 北上営業所からは大規模農道を走行。途中1箇所で撮影会を実施。前日の雪が残っていて、背景の雪山とともにとても冬らしい感じの写真になりました。
 いままで弁慶号の写真はたくさん撮りましたが、雪景色の写真は初めてです!!
 夕方5時すぎに一関駅前に帰着。そろそろ暗くなってきました。左手のビル1階はずっとパチンコ屋だったのですが、飲食店にかわってしまいました。
 以前常宿として使っていた古風な庭園つき駅前旅館「竹本旅館」も「東横イン」に変わってしまいました。(この写真の右上の茶色いビル。)オーナーはそのままで、フランチャイズ方式で加盟したそうです。
 現在の常宿の越後屋旅館も道路拡幅に伴って新館になってしまいました。昔は水戸黄門方式のふすまだけで仕切られた部屋だったのですが・・・。
そんな中、弁慶号も廃車・・・
 1999年の復活から約8年。いつの間にかそんなに時間が経っていたのですね・・・。
 弁慶号、長い間お疲れ様でした。

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