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さようならボンネットバス 『トコトコ ぼんちゃん』
ありがとうツアー 撮影記
+ 桜の観光編 

2008.4.12.〜13.

 ボンネットバスは恵那駅前を午前9時半に発車。道の駅『らっせいみさと』で小休止後、釜屋の枝垂桜を見学します。バスが到着すると乗客の皆さんが降りてきました。
 それにしても見事な桜ですね。
 民家の庭先のようなところのため駐車場がなく、バスは少し前まで出ます。アングル的には上のところのほうが桜がきれいですね。
 その後神社の桜を見学して、団子杉に行きます。ここも初めて行ったらびっくりしてしまうほどの細い未舗装道路で、『こんなところに本当に来るの?』と心配になったほどです。
 でも、未舗装道路は魅力的です。日本の原風景のようなアングルで撮れました。次の訪問地はひよもの桜です。
 『団子杉』とは何ぞや?という疑問はあったものの、そんな疑問はどうでも良いと思えるくらい撮影に集中していました。
 ところが、そんな私たちに話しかけてくるお年寄りが・・・
 聞けば『団子杉』とはその名の通り。昔は木の形が団子そのものだったそうな・・・。しかし近年は剪定をできる人がおらず、木の芯が伸びてしまったため変な形になっているとか。確かに木の幹はガジュマルの木のように何本にも分かれ、団子っぽい気がするのですが、真ん中がとんがっていて、キューピーの頭のようでした。
 『団子杉』の団子の由来がわかった我々は何か得をしたような気がしました。
 それからもバスは恵那市の奥へ進んでゆきます。沿道では随所で桜が咲いています。
 昼食は串原というところで釜飯。コンビニもないところで、我々はかろうじてお好み焼きをGET。ハードな日程でした。
 その後、バスは奥矢作さくら街道を進みます。ダム湖のほとりにたくさんの桜が咲いていました。
 ダム湖のほとりでトイレ休憩。そんな場所でも桜が満開。絶好の撮影ポイントにも。
 桜のトンネルを進みます。
 ズームを引くとこんな感じ。もう、ほんとうに桜づくしです。
矢作ダム、ダム湖のほとりの桜です。
 桜街道が終わっても桜の探訪は続きます。民家の庭先に立つこの桜は『新田の桜』。樹齢なんと450年。ここでは民家の裏山にもたくさんの桜が咲いており、とてもきれいでした。民家の庭先にお邪魔するのは気がひけるところですが、この家のおばあさんが親切に説明をしてくださり、いろいろなお話を伺うことができました。
 観光地ではなく、地道の先にある民家の庭先の桜など滅多に見る機会はありません。こんなきれいな桜に我々を連れてきてくれたぼんちゃんに感謝、感謝。
 釜屋の枝垂桜、見事でした。時期もぴったり、満開でした。
 ひよもの桜です。バスを降りてから山の斜面をしばらく登ったところにありました。木の位置までは道がなく、民家の軒先におじゃました上で、そのお宅の裏の車庫脇から小さな砂防ダムを渡り見学します。
 まったく民家の軒先のようなところにお邪魔するので気がひけました。坂道の途中、一人のおばあさんが我々に話しかけてきました。
『あなたたち、次は新田の桜に行きなさい。とっても良いから。だまされたと思って行ってみなさい。きっと良いから・・・。』

 その桜が2枚上の写真です。まるでRPGの登場人物のように次から次へと話しかけてきてくださったお年寄りの皆様にも感謝、感謝。 
 ボンネットバス撮影後は足助までバスの撮影に行き、その後明智鉄道に乗ってみました。
 
 というのも、今になって雄武や興部のバスターミナルに立ってみると『昔はどうなっていたんだろう???』と鉄道が走っていた頃を知りたいと思ってしまうのです。

 廃止前には特に興味もなく乗りに行かなかった路線も、今になってみると後悔ばかり。そのため、地方の鉄道は機会があれば乗るようにしているのです。
 レールバスも、もう2代目になっているんですね。
 車両は新しいのですが、駅は昔のまま。あら、もしかして硬券乗車券も期待できるのかな?
 まるでタイムスリップしたかのような雰囲気に涙が出そうです。もう、こんな雰囲気の駅って少ないですよね。
 全線乗車してわかったことは、明智・岩村など3駅が昔のままということでした。
 やった!!硬券も売っていました。
 しかし、駅員さんの横にはノートパソコンがあり、一日の売り上げを入力していました。時代は変わったものです。
 駅長事務室にはタブレットの機械も鎮座ましていたのですがただ置いてあるだけで、帽子掛けになっていました。

 乗車したときの切符です。(有価証券のため2重線を入れました。)

 切符を裏返してみると番号がなんと 8888!!
 あまりに珍しいのでお目にかけます。
 駅の改札口。映画に出てきそうですね。近くに大正村があるから残しているのかもしれません。
 いずれにしても末永く走り続けてほしいものです。

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