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さよなら東鉄ボンネットバス撮影&乗車会

2015.2.15.

長らく活躍を続けてきた東濃鉄道のボンネットバスですが、
2015.2月をもって引退することになりました。そのお別れ運転の
様子をご紹介します。

 今回の旅行の目的地は中央線沿線ということで、新潟から長野までは高速バスを利用です。

 長野駅ではご覧のように懐かしい塗装の電車が幅を利かせていました。30年前の新潟駅で見た光景と一緒です。
 ・・・で、私の乗る列車はこちらの「しなの」
 これで南木曽を目指します。

 名古屋行きは自由席に展望シート(!?)があります。
 夕方6時・・・

 南木曽からバスに乗り、
 今夜の宿泊地、妻籠に向かいます。
 妻籠ではこの日、氷雪の灯まつりが行われており、
 町並みがライトアップされた感じになっています。
 偶然にも、年に一回のお祭りにあたってラッキーでした。
 町並みを歩いていると、なんだか水戸黄門の世界ですね。
 しばらく撮影をしていたら、少し雪がちらついてきたので
 宿に戻ります。
 
 本日のお宿は歴史のある旅籠、「松代屋」です。
 ここでは中仙道に面したフロント2階の部屋に通されて大満足。
 翌朝は6時半に起床して撮影に出かけます。
 「やったー、誰もいない!!」と思ったのも束の間・・・、


 一台のランクルが目の前を走りぬけ、轍をつけて奥に停まってしまいました。
 これはデジタル処理しかありません!

 フォトショップで轍を消して奥の車も消してしまいました。
 雪はきれいになりましたが、よく見ると車の居た位置には同じお店が3軒並んでいますね。ちょっと不自然。
 泊まった松代屋はホントに趣があり、
 のんびりすることができました。
 こんな素晴らしい文化財の宿に泊まれるのは
 日本でも数少ないですね。
 というわけで翌朝はまた南木曽に戻って普通電車に乗り、中津川へ・・・。

 と、ここでハプニング発生です。

 本来多治見の集合場所をいつの間にかなんとなく中津川と勘違い。中津川で降りたら東口も西口も無く、駅前にいたバスも御岳交通・・・

 ん?どうも集合場所案内メールと違うぞ??などと思いながらもう一度列車に乗って先へ進みますが、結局多治見のツアー集合時間に間に合わず・・・、
 集合場所の多治見ではなく、車庫に近い瑞浪から駄知を目指しました。
 20分遅れで駄知の車庫に着くと既に撮影会が始まっていました。

 このイベントは往復のバス代+弁当+記念品まで付いて2000円と、格安の設定だったのですが、弁当を開けてびっくり・・・たいへん豪華なのです。

 ボンネットバスを含むカラー絵葉書や会社特製ハンドタオルまで付いて、この弁当と往復のバス代が1000円・・・そう考えると、どう見ても赤字のような気がします。

東鉄さん、太っ腹!!(笑)

たいへんありがとうございました。
 こちらは70周年記念塗装のふそうの新車です。
 ボンネットバスは時折場所を変えながら
 様々なアングルで撮影できました。
 こちらは古い蔵と赤いポスト・・・バージョン。
 こちらは順光形式写真。
 さらに、さようならヘッドマークも登場し、華を添えます。 
 一通り撮影が終わると、今度は試乗会。

 この日は車庫内のみの走行でしたが、何回も走ってもらえました。
鉄道時代からの車庫を通り抜け、
 そのまま敷地内で折り返します。
 さらに先ほどの蔵の脇を通り、車庫の入口に戻ります。
 体験乗車は3回ほど行われ、
 みなさん、最後の思い出を作ることができたようです。
 その後は部品即売会も行われて至れり尽くせり。
 部品販売も大盛況でした。
 と、これは車庫内に残る、鉄道時代の遺構です。
 撮影会の最後は70周年記念塗装車との並びです。
 ボンネットバスと最新型バス・・・。
 いろいろなアングルに配置してくださった、東鉄の皆様に感謝、感謝ですね。
 最後はまたヘッドマークが登場し、
 雰囲気を盛り上げます。
 最後は方向幕撮影会が始まりました。
 1990年代初頭の懐かしいコース名が
 たくさん出てきました。
 英国祭も懐かしいですね。
 その後はさらに古い幕が取り付けられ、
 急行中津川、
 明知、
 名鉄バスセンターなどなど、
 興味深い地名がたくさん出てきました。昔はこの町から岐阜行きなんていうのがあったのですね。今では想像もできません。
 さて、隣の新型バスでも方向幕撮影会が、、、
 むむっ、これは珍しい!

 普段は決して見ることはない珍しい表示です!!
 先ほどからボンネットバスに装着されたのはとても古い布製のもので、会社に保存されていたようです。
 名古屋も入っていました。

 すごい!こんなところから名古屋までの長距離路線も走っていたのですね。感動です。
 そんな方向幕撮影会で、このさようならイベントは終わりです。
 最後に西工ボディを撮ってから、瑞浪行きのバスで帰路に。
 その後、中央線列車ダイヤの乱れから最終の新潟行き高速バスには乗れず、長野からも信越線で帰りました。

 信越山線に乗るのは15年、いや20年ぶりくらいです。
 こちらもあと1カ月で廃線(第三セクター)となってしまうので、思わぬところで乗り収めの機会を得ました。
 車両は189かと思ったら、懐かしい183-1000。車内はほとんど昔のままです。いつも利用する北越の485とも似ています。
 シートも昔のままで、リクライニングも1段のみ。
 
 昔の高校時代を思い出します。
 黒姫から二本木にかけては積雪も多く、窓の高さより上まで雪があります。
 踏切も冬季閉鎖で、すっかり雪で覆われています。
もうすぐ駅名が消える脇野田にも停車。
 こちらは懐かしい洗面所。
 ハンドルを傾けている間しか水が出ないので、どう頑張っても両手を同時に洗うことができません。

 自動センサー水栓があたり前の昨今、昔はこんなに不便だったなと、改めて現在の文明の進化に感謝。(少し大げさ)

 レトロな旅を1時間半も体験した後は、直江津で長岡行きに乗り換えて帰宅しました。

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