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祝 東野交通100周年記念
ボンネットバス運行

2016.4.

 東野交通さん、100周年おめでとうございます。

 今回の記念ボンネットバス運行は宇都宮と大田原で実施されましたが、他の撮影や休日の出勤などの都合で最終週の大田原運行になんとか行けることに。。。
 金曜の夕方、残業をこなしてから国道252号線経由で山越えです。関越道経由に比べて時間は多少かかるものの、一般道で無料というのが嬉しいところです。
 例年なら5月になってから冬季閉鎖が解除されるのですが、今年は極端な小雪で4/21日に開通しました。
 ・・・満月の田子倉湖で小休止。ここには昭和48年にこのルートが開設された際の石碑が建っています。
 すれ違う車もない中、いつもここで景色を眺めるのが習慣になっています。
 只見町からは国道289-121-400号線を経由して大田原方向へ。

 途中、変な標識を何枚も見かけました。何かと思って車を停めてみると、「シルバーゾーン」のマークでした。
 本日のお泊りは塩原温泉。宿に到着する手前でJRバスの車庫を発見!!
 レトロっぽくていいですね。
 特にこの地図が旅情をそそります。

 昔ながらのスタイルを堅持するJRバスさん、見事ですっ。
 この日のお宿は・・・
「復興御殿 富双江葉大馬 塩原秘極の湯 紅」です。
名前の由来は昔の武将?それとも地名??
ホテルの方に伺ってみると、地震からの復興を願って付けられたものだそうで、津波の被害を受けた地区から文字を取ったものだそうです。

 大田原に行くのになぜ塩原温泉に泊まったのかというと、節約のためです。このホテル、素泊りで3800円と、温泉ホテルなのに大田原や那須のビジネス旅館より安いんです。
 でも、部屋は広いし、テレビも大きく、冷蔵庫だけでなくプラズマクラスター付きの加湿器まで付いています。

 うーん、これで3800円とは、驚きですね。
 大浴場の温泉のほかに各部屋にも浴室があり、そこにあるシャンプーは「TSUBAKI」、石鹸は「LUX」です。
 温泉にありがちな、濡れた温泉タオルを入れる袋も付いています。なんとサービスがいいのでしょう。

 これで儲かるのかな?

 こちらの社長さん、太っ腹ですね!!

 チェックアウトの際も私の車が見えなくなるまで見送りをしてくださいました。たいへんありがとうございました。
 さて、温泉から40分ほど走るとボンネットバスが待つ
「道の駅 那須与一の里」に到着。

 バスは一般公開中で、その前では記念乗車券の販売を行っていました。遅ればせながら、購入です。
 この道の駅は市民バスの発着地点にもなっており、時折バスが出発していきます。
 好天に誘われて観光客の出足もまずまず。ボンネットバスも見学するお客さんが絶えません。

 嬉しい限りです。
 本日最初は11:00発の体験乗車です。道の駅来訪者を対象に、記念乗車券購入者の方などが乗車しました。
 まずは八重桜の下で撮影。
 このバスは年式が古いため、テールランプが小さいタイプで、たいへん珍しいです。
 バスは今まで青系の色でしたが、白に変わったらキタムラの車体後部の丸さがますます引き立つようになりました。
 周回コースになっているので、頑張れば1回の運行で2回撮れます。
 本日2カ所目の八重桜の前で撮りました。
 ここは旧東野鉄道の線路跡だそうですが、結構な勾配です。
 さらにそのまま追いかけると、後追いながら遠景で撮ることができました。
 田植えを控えて農作業も忙しくなってくる頃です。
 午前中は一便だけなので、そのまま道の駅で手打ちそばをいただき、午後便までの間はバスの観察です。
 このバス、ボディメーカーが修復しただけあって手が込んでおり、座席の背もたれには当時と同じ素材の「藁」が入れてあります。
 運転席周りも、メーターやハンドルなど、昔の通りよく直してありますね。
 同じ場所でじっと我慢して、人を入れずに与一記念館(円形の建物)とバスを撮影し、午後の撮影のロケハンに出発です。
 コースを走ってみると・・・

 むむっ、佐原と同じような古い町並みを発見!!
 え〜っ、これが銀行なの??と思いながら見ていると、主婦が車を止めて右の入口から入っていきました。

 土曜日のため店舗はお休みですが、ATMは稼動しています。やはり、ここは現役の銀行のようです。重要文化財クラスですね。横の松にも歴史がありそうです。
 その隣にも風情のある町並みが続き、
 実際に店舗として営業しています。こちらは瀬戸物屋さん。
 土曜日なので閉まっていますが、こちらも会社の看板が現役であることを主張しています。
 こちらは酒屋さん。
 何か掘り出し物があるのでは・・・
 と、じっくり見たくなってしまう瀬戸物屋さん・・・。
 銀行は・・・
既に登録有形文化財に指定されているのですね。でも、現役なのはありがたい。営業中に中の様子も拝見したかったところです。
 市民バスがやってきたので撮影の練習をし、
 いよいよ本番。午後は廃線跡ツアーの皆様が2班に分かれて、旧黒羽駅を巡るコースの体験乗車です。
 銀行の看板が目立ちすぎますが、古い町並みにレトロな塗装が映えます。
 銀行前はすぐに撤収し、バスとは逆回りで先回りすると、トラクターとともに撮影できました。
 田んぼに水をはると、いよいよ田植えです。

 それにしても、美しい塗装ですね。昔っぽくて、鮮やかで、シンプルなのにデザインの良さが引き立ちます。
 もう一方の班の便は田んぼの真ん中で待ち受け、
 菜の花と絡めて見ました。菜の花の入れ方がちょっと強引すぎたかな?
 うららかな日差しの中をバスは軽快に駆け抜けます。
 全運行を終えて道の駅に戻ると、エンジンの始動を実演中!
 最後は・・・、
 ツアーに使用している最新型と並べての撮影会。
 大勢の参加者で、たいへん盛況なツアーでした。

(プライバシーに配慮し、モザイク処理の上、タイルにしました。
 ボンネットバスは北村ボディですが、レストアをしたのはジェイ・バス小松工場、この観光バスのボディを架装したのも同じ小松工場です。

 偶然ですが、それこそジェイ・バスさんの底力かも!
 さらに東野交通さんのツアー参加の皆様へのサービスが続き、公式側を順光にしてくださいました。
 東野交通さん、大サービスですね。
 これは那須与一像とのコラボ!?
 イベント終了後は回送便を道の駅の近くで撮影。

(道路は下り坂です)
 お天気も良く、熱くも寒くも無い観光日和の良い1日でした。
 東野交通の皆様、たいへんありがとうございました。
 全日程終了後は、来たときと同じ山越えルートで帰宅です。

 まだまだ残雪の残る田子倉ダム周辺は雪解け水が何本も大きな滝となってスノーシェッドから流れ落ちます。

 只見から大白川まで、1時間半ですれ違った車は2台だけ。
 こんな過酷な所に道路を通してくれた先人の皆様に感謝です。

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